久しぶりの「理科」ネタですね。
塾生との話題の中で出てきたので、ちょっと知識の整理をしてみます。
「西高東低の冬型の気圧配置の影響で」~
天気予報でよく耳にする言葉だと思いますが、「なんのこっちゃ!?」という人もいると思います。
簡単に整理しますと・・・・
大陸は、暖まりやすく&冷めやすい
海は、暖まりにくく&冷めにくい
という特徴があります。
それから、高気圧・低気圧についてですが・・・・
暖められた空気は軽くなり、上昇気流が発生して低気圧となります。
冷やされた空気は重くなり、下降気流が発生して高気圧となります。
・・・よって、日本の「冬」を中心に考えた場合・・・
西側にある大陸は冷めていて、下降気流で高気圧。
東側にある太平洋は冷めにくく(暖)、上昇気流で低気圧。
これが「西高東低の冬型の気圧配置」です。
(風は「高⇒低」にふくので、冬場は西(日本海側)から東(太平洋側)にふくことが多くなります)
・・・・んんん???冷たい?高い?暖かい?低い??
(?。?;)・・・
なんとなく理屈は分かるけど「実感がわかない」=「知識が使えない」という人がきっといるはず。
入試日は待ってくれないので、ちょっと強引に「実感のわくイメージ」を作ってしまいましょう。
(イメージ作成)
熱気球は知っていますか?バーナーで暖めた空気を利用して空に浮かんでいきますね。これで『暖かい空気=軽い=上昇する』というイメージが作れます。
スーパーでお母さんが冷凍・冷蔵食品を買った時に、ドライアイスや氷をもらって、袋に入った品物の上に氷を入れて帰りますね。これで『冷たい空気=重い=下降する=下にあるものを冷やす』というイメージが作れます。
次もイメージしてみましょう。
(あくまでも覚えるためのイメージです)
◎暖められた空気はお風呂の湯気のように上昇する⇒やがて雲が出来る⇒曇って天気が悪くなる⇒気分は最低⇒低気圧⇒心の中のテンションが低く引きこもるので、風は内側に向って吹く⇒しかも反時計回りに!
◎冷やされた空気は下降する⇒空には雲が出来ない⇒天気が良い⇒気分は高揚する⇒高気圧⇒心の中のテンションが高く、外に出たくなり、風は外側に向って吹く⇒時計回りに!
◎電気カーペットはスイッチを入れるとすぐに暖かくなる⇒スイッチを切るとすぐに寒くなる(陸地は熱しやすく冷めやすい)
◎お風呂は沸くのに時間がかかる⇒沸かすのをやめても長時間 温かさは続く(海は熱しにくく冷めにくい)
ざっと、こんなイメージですかね。
(あくまでも入試前の整理用・暗記用のイメージですよ)
実際の自然は色々な要因が重なりますからね。
詳しい仕組みなどは、教科書で確認してくださいね~!
(^^)