パブロフの犬

  「パブロフの犬」という言葉を聞いたことはありますか。

 

 これは、ソ連の生物学者イワン・パブロフが「条件反射」について研究した際の実験のことです。

 

 この実験は、犬にエサを与える時に「ベル(ふえ・手拍子という説もある)を聞かせてから与える」ということを毎回繰り返していくと、ベルの音を聞いただけで唾液が出るようになる・・・というものです。


これが「学習」と異なるのは、無意識のうちに唾液が・・・という点だそうです。

 

 実は、この「条件反射」については、私たちの身近な生活の中にもあるようなのです。

 

勉強するたびに(間違った所などを)注意されたり・怒られたり・馬鹿にされたりし続けると、普通に「勉強すること自体」が不快な・マイナスな気分に感じてしまうようになるそうです。(たとえ、その時に怒られなくても)


⇒「勉強すると辛い思いをする」


⇒⇒「勉強すること=悲しい気分になる」


・・・といったところでしょうか。(無意識のうちに・自動的に)


 

 反対に、勉強するたびに(間違ったとしても)励まされたり・褒められたり・達成感があったりし続けると、普通に「勉強すること自体」が快適で嬉しい気持ち・プラスな気分になるそうです。(たとえ、その時に褒められなくても)

 

 「勉強すると楽しい気分になる」

 

「勉強すること=うれしい気持ち」

 

・・・といったところでしょうか。

 

 

 これらは、「気持ち」という問題ではなく、「条件反射」という無意識のうちに自動的にそのようになってしまうものなので、気を付けたいところです。

 

 しかし、この反射行動を上手く活かせば、勉強嫌いの子をつくらずに、勉強好き(勉強が苦痛じゃない)(学び・成長する喜びを感じられる)状態にもっていくことが出来るということです。

 

 無意識のうちに!  自動的に!

 

いかがでしょうか。

 

 

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