携帯電話やスマホ・PCの普及により、文字を書く機会が減ってきているように感じます。特に漢字の書き方については、自動で変換してくれる機能に助けられることもあり、書き方を忘れてしまっているケースが多く見られます。
国語力という点では、ことわざが通じなくなってきているということもあるようです。
以前にインターネットで行なわれた調査で、次のような問題がありました。(改)
【問題】
● 「かわいい子には旅をさせよ」ということわざの意味は、次のうちどの意味でしょう。
【選択肢】
① 旅に出して新しい友人を作らせなさい
② 旅に出して苦労をさせなさい
③ 旅に出して楽しい思いをさせなさい
④ 旅に出して見聞を広めさせなさい
⑤ 旅に出して方向感覚を養わせなさい
調査では正しい意味を選んだ人は半数以下だったようです。
現代と昔の生活スタイル・交通手段の違いや、親心の変化が、ことわざの解釈を変えてしまっているのかもしれませんね。
三者面談などで「かわいい子には旅をさせよと言いますからね~」と言っても、誤解されてしまうかも知れませんね。
昔は今のように交通手段が発達していなかったので、旅をするのは大変なことでした。
だから「子どものことを思うならば、あえてつらい経験をさせたほうが良い」というのが本来の解釈ということです。
【答え、②】