来年、2015年に小学校の教科書が改訂(使用開始)されるのに伴い、先日行なわれた教科書展示会に足を運び、一足先に新しい教科書を閲覧してきました。
写真や絵が多く使用されており、カラフルで見やすい工夫が盛り込まれている印象でした。楽しく・わかりやすい教科書を目指している成果でしょう。
日本の領土(ニュースによく登場する島々)についても、はっきりと「固有の領土」として明記してあるのが印象的でした。
教科書といえば、ここ10年くらいで大きく変わりましたね。
「ゆとり教育」と言われる状況から脱却して、学び重視の教育へと大きく転換することになりました。
皆さんも記憶に残っていると思いますが、「円周率は約3」と教えるようになったのは10年以上前のことです。
中学校では2012年に教科書が改訂(使用開始)され、ゆとり教育全盛期の教科書と比べてみると、5教科平均で約1,4倍ものページ数になりました。
数学は6割アップ、理科は7割アップしたと言われています。
英語は取り扱う単語が900語から1200語に増え、国語の常用漢字は1945字から2136字に増えたそうです。
当時、保護者の方とお話をしていると「上の子の時よりも教科書がだいぶ厚くなりましたね・・・」という声が多く聞かれました。
確かに、2000年~2010年頃の教科書と比べれば「増えた」と実感しますね。
しかし、見方によっては、ゆとり教育以前の教科書に戻った・・・とも言えます。
2015年が小学校。2016年が中学校。
新しい教科書での勉強が楽しみですね。
・・・(え? 楽しみじゃない?)(^^;)